為替変動の影響をシミュレーション
| 国 | 円高10% | 円高5% | 現在のレート | 円安5% | 円安10% |
|---|---|---|---|---|---|
| ※ 現地通貨での販売価格を固定し、為替変動後の利益(JPY)を計算しています。手数料はShopee公式データに基づく合計率を使用。 | |||||
越境ECにおける為替リスクとは
Shopeeで越境販売する場合、売上は現地通貨(SGD・TWD・MYR・THBなど)で発生し、最終的にJPYに換算されます。そのため為替レートの変動が直接利益に影響します。円高になると同じ売上でもJPY換算額が減少し、円安になると増加します。
たとえば、シンガポールで10 SGDの商品を販売している場合、1 SGD = 110円の時は1,100円の売上ですが、円高が進んで1 SGD = 99円(10%円高)になると990円に目減りします。利益率20%で計算しても、この差は利益の大部分を吹き飛ばすインパクトがあります。
為替リスクが大きくなる主な状況
- 利益率が低い(10%以下)商品の場合、わずかな円高で赤字転落
- 販売価格を長期間変更していないと、為替変動分がそのまま損失に
- 単一国への集中出品は、その国の通貨リスクをすべて引き受けることになる
- 円高局面で在庫を大量仕入れすると、売れても利益が出ないケースも
為替変動への対策
月1回は為替レートをチェックし、大きく変動していれば販売価格を更新しましょう。特に5%以上の円高が続く場合は値上げを検討する必要があります。Shopeeのバルク編集機能を使えば複数商品の価格を一括変更できます。
目標利益率に3〜5%の為替変動バッファを上乗せして価格設定しましょう。たとえば実質20%利益を確保したい場合は、25%で設定します。こうすることで多少の円高でも赤字になりません。
SGD・TWD・MYRなど複数通貨に分散出品することで、特定通貨の急変動による影響を限定できます。上のシミュレーターで国ごとの感応度の違いを確認し、相関が低い通貨の組み合わせを選ぶことが理想的です。
円安時(為替が有利な時期)は在庫の積み増しを検討しましょう。逆に円高が続く局面では新規仕入れを慎重に行い、キャッシュフローを保全することが重要です。
国ごとの為替感応度の違い
手数料率が高い国ほど、為替変動の影響は相対的に小さくなります。これは手数料で控除される部分が大きいため、為替変動が利益に占める割合が低下するためです。
| 国 | 通貨 | 合計手数料率 | 為替感応度 |
|---|---|---|---|
| シンガポール | SGD | 18.75% | 中 |
| 台湾 | TWD | 21.75% | 中 |
| マレーシア | MYR | 22.95% | 中 |
| タイ | THB | 20.06% | 中 |
| フィリピン | PHP | 23.78% | 低め |
| ベトナム | VND | 21.62% | 中 |
| ブラジル | BRL | 15.75% | 高め |
※ 合計手数料率はShopee公式データ(2026年3月時点)に基づく。為替感応度は手数料率が低いほど高くなります。
ブラジル(BRL)は7ヵ国中最も手数料率が低く(15.75%)、為替変動の影響を最もダイレクトに受けます。逆にフィリピン(PHP・23.78%)は手数料率が高いため、同じ為替変動でも利益への影響はやや緩和されます。
為替変動を考慮した推奨販売価格を自動計算
SLS送料・販売手数料・為替レートをすべて込みで自動計算。仕入れ値・重量・目標利益率を入力するだけで7ヵ国の推奨価格を一括算出できます。
推奨販売価格を計算する → 送料コストも確認する →よくある質問
為替が1円動くとどのくらい利益に影響しますか?
商品価格や出品先の国によりますが、目安として仕入れ1,500円の商品の場合、1%の為替変動で約15〜30円の利益変動が生じます。手数料の低い国(ブラジルなど)は為替変動の影響をより直接的に受けます。上のシミュレーターに仕入れ原価を入力すると、国別の正確な影響額を確認できます。
円高と円安、どちらがセラーに有利ですか?
円安がセラーに有利です。売上の現地通貨をJPYに換算する際、円安だとより多くの日本円を受け取れます。逆に円高になると同じ売上でも日本円換算額が減少し、利益が圧迫されます。シミュレーターの「円安5%・円安10%」の列が緑色(利益増)で表示されるのはそのためです。
為替レートはリアルタイムですか?
本ツールはopen.er-api.comのAPIからリアルタイムの為替レートを取得しています。データは約1日に1回更新されます。取得に失敗した場合はエラーメッセージが表示されますので、再度ページをリロードして試してください。